コラム

2019年2月24日
大阪弁護士会の素晴らしいところー交通事故委員会の判例分析部会ー

２０１９．２．２４

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

一昨日の２２日夜、大阪弁護士会で交通事故委員会の判例分析部会に出席しました。何度もここで書いているとおり、大阪地裁の最新裁判例を分析することができ、交通事故を手掛ける弁護士にとっては非常に有益な場所となっています。この判例分析部会に出席できることも、研修の質量と並んで、私が大阪弁護士会の会員で本当に良かったと感じている点です。

ただ、出席者が少ないのが非常に気になります。特に新たに常連となる若手弁護士が少ないのです。この傾向が続くと、部会の持続可能性にも関わってくるので、やはり対策を考えなければなりません。

自分としては、弁護士が判例分析部会に来ることで賢くなれる、という経験をしてもらうことが一番だと思います。ですから、わかっている者だけでサクサクと議論を進めるのではなく、一回聴いただけではほとんどの弁護士にはわからないだろうと思われる新しい議論（その事件を担当した弁護士の創意工夫の賜であることもあります）が出てきた場合には、（発表者に限らず）誰かがそれをわかりやすく掘り下げて解説・質問してみたりする必要はあるのかな、と考えています。