• 大阪で弁護士に交通事故の相談をするなら岸正和法律事務所

本日も研修受講=仕入れです。

コラム

2019年2月19日
本日も研修受講=仕入れです。

2019.2.19

今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

実は本日も午後、大阪弁護士会に行き研修を受けてきました。相続法改正に関する研修です。遺言・相続分野は現状ではたまに相談を受けて(断り切れずに)受任することがあるという程度ですが、関心はあります。いずれは、交通事故と並ぶ弊所の2本柱となるかもしれない分野です。

さて昨日の交通事故事件に関する研修について、一つ気になった点があります。講義の設例として、むち打ちで5か月間治療を受けて症状固定し、実際に通院した日数が30日という事案で、後遺障害非該当になった後に弁護士が受任し、異議申立てを行って後遺障害14級9号認定というものが挙げられているのですが、この例に現実味がないのです。新人弁護士が「むち打ちで5か月間治療を受けて症状固定し」ても14級をとれる、というふうに理解するリスクを考慮する必要はあるかな、と思いました。

むち打ちで後遺障害をとろうと思えば、基本的には6か月間治療をする必要があるというのが一般的な理解です。確かに私の経験上、症状固定まで5.5カ月の方について後遺障害をとったことはあります。しかし、これは通院期間の短さを補うための工夫・仕事をした事案です。また、5.5か月間は毎日のように通院された方でした。

5カ月間・30回実通院の方であれば後遺障害をとれない、と一概にいうつもりはありませんが、あるとしてもそれはあくまでも例外的なケースと位置付けるべきです。そうであるならば、新人弁護士のために典型的なケースを設定するという、そもそもの事例設定の目的には整合しないのではないか、と感じています。

まあ、毎年使いまわしの事例なので、最初に誰がこんなことをしたのか、今となってはわからないのですが・・・。

 

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

岸正和法律事務所

【住所】
〒543-0072
大阪府大阪市天王寺区生玉前町3-25
タマダビル803号
※ 近鉄各線大阪上本町駅
大阪メトロ各線谷町九丁目駅からすぐ

【電話番号】
06-6777-7157

【営業時間】
09:00~19:00

【電話受付時間】
08:00~23:00

【定休日】
不定休

■■□―――――――――――――――――――□■■