賠償総額は約496万円になりました。そのうち、約96万円は任意保険会社が治療期間中に支払ってくれていましたので、示談交渉により任意保険会社から400万円の支払を受けることができました。ちなみに、後遺障害が認定されてから私のところに相談に来られたお客様です。
特筆すべき事項は、被害者の方はご家族のために家事をされている方でしたが、高齢であったため、原則的には年齢別の女性平均賃金(かなり低額です。)が用いられるような事案でした。しかし、被害者の方は同年齢の方と比較して非常に健康であり、様々な活動もされている方であったため、そのような特殊事情を周囲の方に証明していただきました。このような立証により、より高額な全年齢の女性平均賃金を用いて休業損害や逸失利益を算定・獲得することができました。
また、受任してからお客様が賠償金を受領するまで、4週間しかかからなかったことも特筆すべき事項といっていいでしょう。
示談をするときは、内容とスピードをいかに両立させるかに気を付けています。