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「漢の風 みずほの国の雨」 その2

コラム

2018年9月9日
「漢の風 みずほの国の雨」 その2

昨日から涼しい日が続く上本町・谷町九丁目エリアで、今日もお仕事頑張っています。昨日は近くの病院に依頼者様の付き添いで行って参りましたが、8月下旬に同じ病院に行った時と比べて、非常に楽でした。

 

さて、昨日の続き、「項羽と劉邦」の話です。

 

項羽は楚の人です。楚は揚子江流域の国で、そこは稲作が盛んな温暖湿潤で豊かな土地でした。司馬先生はこの小説で、楚などの揚子江流域の人々が稲作を日本にもたらしたのではないか、ということを繰り返し述べられています。更に、楚人の民俗、気質というものは、古い時代の日本に類縁性があるような気がしてならない、とも。そして項羽その人についても、感情の量があまりにも多い人物とされています。理より情で動き、動けば誰にも止められない、そのような人物です。

 

(続く)