コラム

2021年10月22日
～大阪の交通事故弁護士～　弁護士報酬と事件処理方針

２０２１．１０．２２

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

今、オンラインで、大阪弁護士会の交渉に関する弁護士倫理の研修を受講中です。その中で、弁護士報酬がタイムチャージ制（＝時間制報酬）の場合は、弁護士が交渉にかける時間は長くなりがちであり、また弁護士報酬が着手金・成功報酬制の場合は、時間が短くなりがちであるというアメリカの研究結果の報告がありました。その後、これは因果が逆であるという指摘もあるという話が続きました。

多くの損害保険会社の弁護士費用特約では、上記二つの報酬体系を選択できます。したがって、私のような交通事故事件・被害者側を多数受任している弁護士にとっては、上記のような問題は非常に身近な問題といえます。そのような私としては、因果が逆であるという指摘を支持します。もちろん、弁護士には様々な性格の人がいますし、経済状態も多様ですので、一般論としては難しい問題ですが、個人的には、因果が逆であるという考え方に賛同します。

そもそも、交通事故分野に精通した弁護士であれば、受任前の相談や調査を丁寧に行うことにより、事件の見通しをある程度正確に立てられなくてはなりません。