コラム

2021年3月5日
～大阪の交通事故弁護士～　自動車保険の契約内容を検討しています　その２

２０２１．３．５

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

やはり、一番の問題は、車両保険をつけた方がよいのかでしょう。車両保険は、保険料が高いため、事故率の低い方にとっては、悩みどころです。特に高級車に乗られる方の場合は、保険料が高くなります。自宅に外車を置いてはいるものの、実際はあまり乗らないし、かつ交通事故に遭ったことはないという方は結構いらっしゃると思います。そのような方が果たして車両保険をつけるべきなのかは悩ましいところです。このような方の場合は、自動車保険の保険料の大半が車両保険料ということもあるでしょう。車両保険を外すと、保険料が驚くほど安くなったりします。

他方、高級車、特に外車の場合、修理代も非常に高いです。万一、自分にも過失がある事故に遭われた場合、車両保険がなければ、結構痛いです。本当に難しいところです。

個人的には、自動車保険のうち、対人や対物の賠償責任保険については、無制限で入ってもらわないと皆が困ります、という、社会の問題だと思っています。他方、人身傷害保険や車両保険など、保険の契約者の損害に備えるための保険というのは、正直、その人個人の問題だと思っています。ただ、人身傷害保険については、保険料が安く、いざというときの保障が大きいので、人にも勧められるのですが、車両保険はどうかな、と思うのです。事故を起こしがちな方と保険会社の皆様のために、真面目なドライバーがお金をあげているようなイメージはありますね。