コラム

2020年11月27日
～大阪の交通事故弁護士～　将来の有給休暇請求権の喪失　その１

２０２０．１１．２７

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

保険会社と示談交渉をしていて驚くのは、あまりメジャーではない損害の請求が、被害者側（弁護士）から行われていないという現実です。

例えば、交通事故による休業、欠勤のために、翌年度の有給休暇請求権が取得できなかった場合、有給休暇はそれ自体財産的価値を有するものであるとして、これを損害として認定するというのが裁判実務です。

通常、会社員は年間８割以上の出勤をして、有給休暇をもらい続けていますので、もともと欠勤が多くて有給をもらえないことが多かったような、よほど特殊な人でなければ、認められる可能性が相当存するはずです。