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~大阪の交通事故弁護士~ (俗な話)弁護士は儲かるのか その4

コラム

2020年6月21日
~大阪の交通事故弁護士~ (俗な話)弁護士は儲かるのか その4

2020.6.21

今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

私がこの、弁護士は儲かるのか、というテーマについて書き始めた動機の一つが、弁護士は、ノブレスオブリージュ(恵まれた人間には、重い責任があるということ)を求められる立場にあるのか、について、思うところがあったためです。

特に若い弁護士を中心に、国選弁護事件や法テラス利用事件を大量に受任する弁護士が存在しています。これらの弁護士報酬は非常に低く、かなりの弁護士が敬遠しております。私も、このような事件をお受けするつもりは、今のところはございません。

ただ、このような事件を自分が受けたり、他人に受けさせようとする弁護士が、しばしば口にするのがノブレスオブリージュであったり、同じ意味の言葉なのです。

私は、人の考え方はそれぞれであるので、そのような考え方を批判するつもりはありません。

しかし、仮定の話として、自分の子供が弁護士になり、総所得500万円くらいの状態で、国選弁護事件や法テラス利用事件をたくさんやっているとして、自身がノブレスオブリージュを果たしている、ということを言っているとしたら、黙して悲しむでしょう。かける言葉が見当たらないという状態でしょう(ただ、自分からノブレスオブリージュとか言うなよ、くらいは言うでしょうか?ただ、それを言うと止まらなくなる性格ではあります。)。まあ、子供が弁護士になる前に、「所得税や住民税をたくさん納めるということが、自営業者の一番の社会貢献なんだよ。」という説を、子供の頭に叩き込むでしょうが。

他方、子供が弁護士として大活躍し、総所得が2000万円以上あり、まるで陰徳を積むかのように、国選弁護事件なども黙って引き受けていれば、親の方から、「ああ、これがノブレスオブリージュというものなんだな。」と、子供のことを誇らしく思うでしょう。やはり子供には何も言わないでしょうが、黙ってただただ、子供のことを誇らしく思うでしょう。

 

 

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