コラム

2020年4月11日
～大阪の交通事故弁護士～　「人類の最大の欠点は、指数関数がどう動くのかを理解できないことだ」

２０２０．４．１１

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

「在米医学博士が警告。指数関数的に増えるウイルスの驚くべき怖さ」

https://www.mag2.com/p/news/448125/2

「コロラド大学の物理学名誉教授だったアルバート・バートレット博士は、「人類の最大の欠点は、指数関数がどう動くのかを理解できないことだ」という言葉を残しています。」

よく言われることですが、人間の本能には、指数関数というものは組み込まれていません。たぶん、人間の本能は、足し算と引き算でできています。

ですから、昔の人は、疫病というものを、祟りや怨念として受け止めたのでしょうね。

以前、Facebookにあげた記事で、経済学者が書いたものにも、今回のウイルスに対する危機感は、指数関数の世界で生きている人間には極めて強く、そうではない人間には弱いという指摘がありました。

経済学者や金融業界関係者、IT企業の経営者などには、指数関数的な発想が本能に近いレベルにまで後天的にインプットされていますので、最初の立ち上がりの鈍さを見ても、楽観的にはなれない人が多いでしょう。

私自身が危機感を非常に強く持てたのも、投資運用の学習、経験を通じて、「複利」で資産が増加するケースの美しい曲線が頭に焼き付いていたからなのかもしれません。

繰り返しになりますが、日本の場合は、検査数を抑制することにより、この指数関数的な感染者数増加を、見えなくしてしまうという「必殺技」が残されていますがね・・・。