2020.4.10
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
「モデリングから考える長期的なCOVID-19戦略」
というレポートが、結構、評判が良いので読んでみました。
私は文系で弁護士なので、正直、出てくる言葉の中には、知らないものが多く、また今さほど暇ではないので、丁寧に調べてまで読もうという気力もないのですが、さらりと読んでの感想は、「そんなこと、当たり前だろう」です。理系に限らず、「研究者」と呼ばれる人が少し苦手なのですが、それは彼らが、あまりにも当然のことを、長くかつ難しく論じるからだと思います。「そんなことは、一々考えなくてもわからないのか?」と思ってしまうことがあります。
典型的なのは、
「プラスα:そもそも、なぜ無症状・軽症患者に診断をつける必要がある?
私も1ヶ月ほど前までは診断に拘る必要がないのではないか、我々の最終目標は死者を減らすことであって、診断してもしなくても治療介入の必要のない軽症者を診断しても意味がない、PCR検査に多大な資源を費やすくらいであれば別のところに資源を使うべきじゃないか、と考えていました。
しかし、長期的な目線でいうと、この感染症においては無症状者・軽症者をいかに診断・隔離が出来るかが鍵になってくるのではないかと思い始めています。」
という部分です。
これが私が何度か書いてきた、医師の「健保脳」です。今、新しい表現を考えると、「治療のための検査ドグマ」です。「感染拡大防止のための検査」、「隔離のための検査」という概念が、多くの医者に欠落していたという認識を、私は今回の騒動を通して強く持ちました。
また、人権擁護を使命とする弁護士のくせに、なぜか「検査しろ、隔離しろ。」と一貫して言い続けた自分のような者も、弁護士の中に一人くらいいてもよいのだ、と思っています。「社会防衛派」弁護士というレアキャラとして、売り出していきましょうか?
冗談はさておき、さあ、君子は豹変する、ですね、お医者様たち。
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