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~大阪の交通事故弁護士~ 「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に敗れる」 その2

コラム

2020年3月24日
~大阪の交通事故弁護士~ 「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に敗れる」 その2

2020.3.24

今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

昨日取り上げた東郷元帥の、「百発百中の砲一門は、百発一中の砲百門に勝る」という思想を、日本人は大好きですね。恐ろしく貧しく、しかし極めて真面目な人々にとっては、たった一つの心の拠り所です。

現実的には、誰が見ても誤りでしかない。中学生でもわかる話です。現実では、量が質を圧倒する。しかし、日本人はどうしても東郷イズムを、心のどこかで信じている。これは東郷元帥に始まったことではなく、日本人の宿命です。「質では負けていなかった。量で負けるのは仕方がない。」という、勝つことよりも重要なこだわりが、日本人にはある。貧しく、悲しい国です。

なお、我が国自慢の精緻な追跡調査(恐ろしく人的リソースが割かれたものであり、新たに独立して主治医の判断により検査を受けて判明した感染者が増加すると、すぐに実施できなくなります。)によっても、満員電車にクラスターが発生していることが確認されなかった、という点について、少し突っ込むと、仮に満員電車にクラスターが発生していても、それを確認することが、満員電車の性質上困難であるからではないでしょうか?特定のイベント会場や介護施設とは異なり、満員電車は、不特定多数が流動的に出入りする場所であり、そこにいた人を追跡することがそもそもできないと思われます。追跡検査をしたが陰性だったのか、追跡自体ができないため陽性者を確認できなかったのか、の違いは大きいので、この点をマスコミはしっかりと確認・報道すべきです。

昨日の話もですが、マスコミが突っ込んだ質問ができていない。私のような疑い深い人間は、政府や専門家会議の人の説明を聞けば聞くほど、疑問が湧いてくるのですがね・・・。

 

 

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