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~大阪の交通事故弁護士~ ジョンソンはチャーチルではなく、チェンバレンだった

コラム

2020年3月18日
~大阪の交通事故弁護士~ ジョンソンはチャーチルではなく、チェンバレンだった

2020.3.18

今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

3月16日の夕方に、私はFacebookに、「アメリカも全土封鎖か「やり過ぎが命を救う」“米・新型コロナ対策の顔”が示す手本」という記事

https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20200316-00168001/?fbclid=IwAR3RDNXAHgAplAurkfd-qBGnEgLGmZCuPWHVD58BFRvfqOFrpK3oVPH4Lt0

を引用して、以下のようなコメントをしました。

「我々はできる最大のことをしたい。我々は大いにやり過ぎになるべきだと思う。やり過ぎで批判される方がいい」とのこと。

まあ、文明国であればそう考えるだろうね。

日本は、最初はイギリスに近い緩い対応をするつもりだったと、私は思っている。

しかし想定外に世論が厳しく、そもそも政府に強い信念があったというわけでもないため、いつの間にか路線が変わった。民主主義国家ではよくあることだ。

恐らくはイギリスも同様のコースをたどると予想する。

かつて7つの海を支配した栄えある大英帝国の民が、「なぜ大英帝国だけ戦いを放棄しているのか?」と問い始めているのではないか?

今後、たくさんの死者が出始めると、そういう声が大きくなるだろう。

ジョンソンは、風を読むのが得意で、変わり身が早い。

政治的に致命傷になる前に、素知らぬ顔をして路線を変える可能性が高い。

その場合、必死になって政府の方針を擁護していた専門家や評論家が、あっさりと見捨てられるのは日本と同じ。政治家や官僚は、「そもそも初めからそういう制度だった。」と逃げ切るのが上手い。何枚もあるペーパーのどこかに、小さい字で書いてあるのを指差して。

大衆は、誰が何を言っていたのか、しっかりと記憶しておくべき。」

私のコメント引用は以上です。

すると17日の10:56に「ジョンソン英首相、新型コロナ対策を強化 「不十分」の批判集中で」という記事が配信されました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-35150927-cnn-int&fbclid=IwAR39hIPrrhLZolJU_D-qcVzmow6NDfd7ENxJYqSZFACgNdHQij1Zu8s8E-c

17日午後、それを見た私は、Facebookに、以下のようなコメントをしました。

「ほらね。ノーガード作戦は頭の中で妄想するためのもの。民主主義国家では現実的ではない。

 

イギリスが最初に言っていたことは、焦土作戦みたいなもんだったからね。医学×経済学でデータばっかり見ていると、つい採用してしまう。いわゆるマッドサイエンティストが自信満々に説いていたんだろうと思う。

他方、政治はサイエンスやデータだけではできない。アートの要素が濃い。弱き仲間を容易に見捨てるリーダーを、尊敬する人は非常に少ない。

結果的に焦土になってもそれはそれで構わない。ただ、大英帝国は戦わずして負けることを許されない、という気概が、かの国の国民にはまだ残っているのだろう。そう思いたい。

大英帝国は戦って、戦って、戦い抜く、チャーチルやな。

ジョンソンはチャーチルが好きなんだな。

エライ違うけど。

「ジョンソンはチャーチルではなく、チェンバレンだった。グレートブリテンに危険な敵を迎え入れようとした。」で始まるコラムを、英国のジャーナリストに書いて欲しいな。」

私のFacebook書き込みの引用は以上です。

まあ、最終的には、国民の多くがウイルスに感染する可能性が高いことは、多くの人が理解できているんだと思うのです。問題は、「医療資源の供給量が固定化される」という点にあります。需要の激増に迅速に対応できない。医療崩壊の可能性がある。それを防ぐために、公衆衛生的観点から、様々な行動制約、隔離を正当化するための検査、隔離手段の多様化・重層化等が必要となる。それが我々に求められる戦いです。長い戦いになるだろうし、勝利が見えにくい、我慢比べのような戦いになる。ただ、そういう戦いを忌避して、元気な若者にはどんどん感染させよう、みたいなことを政治が言い出すと、やはり批判が集中して路線変更を強いられる。

当然のことですが、あまりにも短時間のことだったので、少々驚きました。

 

 

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