コラム

2019年9月17日
～大阪の交通事故弁護士～　創業５年目に入りました　その１０

２０１９．９．１７

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

しかし、１年半前頃、心境に変化がありました。電話無料相談を受けていると、世の中には結構、わかっていないことをやろうとする弁護士がいるということを実感します。わかっていないことをやらない、受任しないという潔い弁護士というのはあまりにも少ない。どんな分野の事件でも受ける、そうしないと事務所を経営できない、という弁護士が多数派なのでしょう。彼らは、あらゆる分野の知識獲得に日々追われていることでしょう。

私は、弁護士の中では決して優秀な方ではないと思うのですが、何と言っても交通事故事件ばっかりやり続けていますので、やはり「当たり前やん」と感じる知識の数は、他の弁護士よりも多いと思います。また、交通事故の実務をこなすにあたり、様々な問題意識を持てる機会に恵まれているわけです。そういう私が、様々な議論で積極的にアウトプットをすることにより、議論の質が上がるのではないか、それにより参加する弁護士の質も上がるのではないか、それにより救われる交通事故被害者の方も多数生じてくるのではないか、自分もそろそろ、小乗仏教から大乗仏教に転換しなければならないのではないか、と考えるようになったのです。

加えて、人間はアウトプットをしなければ成長できない、自分の周囲の人間のレベルに個人のレベルは影響される、ということを、私は正しいと感じます。ですから、気前よく知識は吐き出したほうがいい、それはいつか自分に返ってくる、とも考えています。