コラム

2019年9月7日
～大阪の交通事故弁護士～　創業５年目に入りました　その５

２０１９．９．７

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

ちなみに、弁護士は仕事の数をこなすだけでは成長できません。それよりも、事件を処理する過程において、時間を惜しまずに調べ物をして最適手を探求してはじめて、弁護士は仕事によって成長するわけです。

また、仕事以外にも、研修やセミナー、講演を聴講するのはもちろん、私の場合は大阪弁護士会の交通事故委員会に所属し、裁判官、損保協会や東京の優れた交通事故弁護士との懇談会及び懇親会に参加し、そこで意見を交換することによって成長してきたのだと思います。正直、これらの点に関しては、大阪弁護士会会員でよかった、交通事故委員会に入れてよかったと、心の底から思っています。大阪弁護士会の職員の皆様、役員の先生方には、感謝しかありません。

更に、日常生活に時間的な余裕があれば、新しい文献を通読・精読する時間もとれます。この文献を通読・精読するということは、弁護士が知識を整理・補充するうえで絶対的に必要なのです。私の場合は、通勤電車や夜寝る前に、購入した文献を読む余裕は、基本的には確保できていますが、忙しい時はそれらが困難になります。今、調べたいことを調べる、という仕事に、自己研鑽のための時間が奪われていくわけです。

弁護士が大量の事件処理に追われ続けると、成長できないだけではなく、上記のような知的営みを経験できないために、相対的に劣化する可能性が高いと思います。低レベルの処理を大量に続けても、何の進歩もありませんね。