コラム

2019年5月2日
「モノからコト（経験）に」

２０１９．５．２

連休中も、大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理し、また電話相談を受け付けています。

さて、松任谷由実さんのワールドビジネスサテライトでの、「モノからコト（経験）に」、「人間の心が商品やサービスの価値を決定するだろう（意訳）」という発言を、弁護士業務に活かす話です。

１つ目の「モノからコト」については、そもそも弁護士業務はモノを売るものではないため、時代を問わず「コト」、経験を売るという面を意識せざるを得ません。

トラブルに巻き込まれて、弁護士に相談、依頼して、それを解決するという経験です。私のように交通事故事件の被害者側ばかり受任していますと、ほとんどのお客様は、生まれて初めて弁護士に相談、依頼する、という方になります。私としては、この「人生最初の弁護士」という経験を、可能な限り明るいもの、希望・満足を感じるものにしていけたら、と考えています。

ただ単に裁判基準で賠償をとるという、金額の問題に尽きるのでは、「モノ」を売るに近いと感じるのです。そのような結果は当たり前のことであり、プラスアルファとして、自分は弁護士選びに成功したんだ、という思い出、経験を持っていただきたい、そう願っています。そのために特に重要になるのは、弁護士がお客様と直接コミュニケーションをとることとスピードかな、と思っています。