コラム

2019年2月27日
大阪地裁第１５民事部（いわゆる交通部）との懇談会・懇親会に参加しました

２０１９．２．２７

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

今日の１５時から１９時にかけて、大阪弁護士会館に大阪地裁１５民事部（いわゆる交通部）の裁判官・書記官の皆様をお迎えして、大阪弁護士会交通事故委員会との懇談会・懇親会が開催されました。

同じ交通事故委員会でも判例分析部会のときは最近積極的に発言するようにしているのですが、今回のような外部との懇談会の際の自分は、これまで「借りてきた猫」状態でした。しかし、これではいけない、そう思った私は、今回は別人のように発言を繰り返しました。

終わってみて感じているのは、今日の懇談会に集まった裁判官・弁護士という法曹は、大阪における交通事故賠償実務の世界において宝物のような人々であり、そういう人たちに自分の意見をぶつけてその反応を見るということは、実に貴重な体験であったということです。特に今日の私は、文献に記載されていることから離れて、あるベテランの弁護士がぽつっと仰ったことから出発して、ほとんど自分の想像力一本で、こういうことではないか、という意見にまとめていったので、もしかしたら頓珍漢なことを言っているのではないかという不安を感じながらの発言だったのですが、話し終えた際に特に裁判官サイドから肯定的なコメントを頂くことができました。

ソースがない、いわゆる独自の見解のようなものであっても、一人の法曹が丁寧に思考して発言したときには、それを傾聴して勇気ある発言者に敬意を示す、そういう素敵な大人の態度を教えられた一日でした。

今日も多くのことを学びました。