コラム

2018年11月7日
あの頃何よりも憧れた自由は手に入ったのか

２０１８．１１．３

アレクサンドロスの東征は人類史上の偉業ですが、この瑞穂の国にも東征と呼ばれた大事業がございました。神武天皇の東征ですね。この東征の最終盤に神武天皇を助けたのが金色の霊鵄、いわゆる金鵄です。私の出身高校の校章は、この神武天皇を助けた金鵄をモチーフにしたものであり、またその同窓会は「金鵄会」と呼ばれています。金鵄会の総会は毎年１１月３日に行われることになっており、今日はこれに出席して参りました。

この同窓会は、午前中は母校の講堂で総会や講演会を行い、午後は母校の近くにある橿原神宮（神武天皇をお祀りする神社です。）でパーティーを行う、というものです。パーティーでは、比較的期が近い会社経営者の方とお話ができ、非常に有意義な時間を過ごせました。

その際にもお話したのですが、私は高校生だったころ、実は母校のことが好きではありませんでした。今になってその原因を分析してみると、要するに母校は、勉強をしていい大学に行きいい会社に行きたいというニーズに特化した高校でした。しかし、その頃の自分は、そういう高校の雰囲気に対して、「ちょっと待ってくれ」という気持ちが強かったのです。