コラム

2020年5月10日
～大阪の交通事故弁護士～　交通事故損害賠償請求事件のみお受けするという、狭く険しい道を歩み続ける

２０２０．５．１０

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

岸正和法律事務所には、交通事故の被害者救済という創業理念があります。理念としては、かなり具体的、限定的なものです。更に、岸正和法律事務所は、創業の直後は他分野の仕事もしましたが、すぐに交通事故被害者の方の損害賠償請求事件に特化しました。「特化」と言いながらも他の分野の事件も受任しているというポリシーの事務所がほとんどであるのが現実なのですが、岸正和法律事務所は愚直です。交通事故損害賠償請求事件以外の事件の受任を、全てお断りしています。平成２８年２月から４年以上もの間、他分野の仕事を受任したことは、一度だけ親戚からの依頼をボランティアとしてお受けしたことを除けば、ないという状況です。創業理念とはそれくらい重たいものであると、私は考えています。ある種の宗教、戒律という位の重みを、私は創業理念には持たせて来ました。

今、新型コロナウイルス騒動による外出自粛のためもあり、交通事故自体が激減している状況であり、将来的にいつまで愚直に理念に殉じ続けることができるのか、不安もあります。ただ、やはり一分野に特化することにより、その分野における知識や経験を同業者と比較して、異常な速さで蓄積できるというメリットは大きいと思います。

また、これからの時代、お客様が求めるのは、そのような一分野に異常な能力を持つ弁護士であるという、これは信念というのでしょうか、そういう考え方が自分にはあります。

やはり、交通事故損害賠償請求事件のみお受けするという、決めた道をまだまだ歩んでいきましょう。狭く険しい道でしょうが、やはり自分にはそのような道こそよく似合うのだ、そう考えております。