2019.12.23
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
元次官による長男殺害事件についてですが、あまりこの話題を引っ張ることは、交通事故弁護士のブログ・コラムとしては適切ではないと思います。したがって、今日で終わることを目標に、ごく簡単に思うところを記していきます。
私が言いたかったのは、我が子が望むのであれば殺されてやろう、という覚悟があれば、長男の状況改善のために、様々な社会的資源を利用してできる限りのことをすることもできたのではないか、ということです。もちろん、元次官がこれまでそういう試みをしてきたことは間違いないでしょう。それでも結果が出ない、いよいよ負け戦だ、というときに、息子を殺してまで自分が生き残るという幕引きでよいのか、なぜ自分が討ち死にすればよいだけだ、と思うことができないのか、そこが不思議です。
最後まで最善を尽くしても、結果が出ないこともあるのが現実です。元次官がいくら努力をしても、息子に殴られ続けて、やがては殴り殺されたかもしれません(その前の段階で、次官が病院に運び込まれ、病院から警察に通報されて息子が逮捕されて刑務所に行くことになる可能性の方が高いと思いますが。)。仮にそうなったとしても、自分が息子を殺すよりも、息子に殴り殺された方が、家庭を犠牲にして仕事に人生を捧げ、霞が関で事務次官まで上り詰めた76歳の大人物の最後としては、相応しいものだったと思います。
少なくとも、殺人罪の量刑をググってから、息子をメッタ刺しにするよりは。(終わり)
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