2019.10.20
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
今日は亡き平尾誠二さんの命日ということです。対南アフリカ戦の勝利を彼に捧げることができることを祈っています。
このドラマのような展開に、メディアが平尾さんを持ち上げていますが、中には違和感を覚えるものもあります。何か平尾さんも立派に書かれすぎやな、と思うのです。
私も平尾さんに憧れた世代なのですが、彼のラグビー、特にワールドカップに対する態度には、複雑さを感じていました。やはり世代的に私は、1995年ワールドカップの印象が強いのでしょう。日本がNZに大敗を喫した大会です。確か、平尾さんは直前になって代表に召集されて、その立場は監督に準ずるものでいた。まさに、平尾さんが思う通りにチームを作りました。
しかし、(あまり彼の悪口を書くつもりはないのですが)結構思い付きで、エビデンスの弱い理論によるものでしたので、結果は散々でした。更に、夜な夜なカジノに行きながら、という彼の素行が、一部のジャーナリストから批判されたものです。平尾さんにとっては、文字通りの「黒歴史」でした。
私(もちろん、1ファンに過ぎないのですが)が見てきた平尾さんというのは、関西によくいる「おもろい兄ちゃん」というイメージでした。口はうまく、人から好かれる才能がありました。また、優れた人間を引き寄せる力、彼らをまとめるカリスマ性がありました。「将たる器」でしたね。
ただし、乏しいリソースでありながら、戦略戦術を駆使して勝利を掴むという知将タイプではなかったと、私は感じています。あの頃の日本代表についても、「弱いんやからしゃあないわ」と思っていたような気がします。「勝つためには、もっとええ選手を連れて来るしなかいで」みたいな。本当に「同志社ラグビー部っぽい人」だったと思います。問題の解決は、「強いやつを連れて来たら解決やろ」みたいな。「難しいこと言わんと、自由にやろうぜ。俺らは生まれつき強いんやから。」とかね。
ただ、そういう部分も含めて、彼は多くのラガーマンのみならず、一般の方からも愛されたと思うのです。日本人は、そういう隙のある人間を愛するのでしょう。
多くの人から愛された男の命日に、勝利を捧げられれば最高ですね。
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