コラム

2019年7月21日
～大阪の交通事故弁護士～　日弁連交通事故相談センターの研修を受講してきました

２０１９．７．２１

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

７月１９日の金曜日、私は東京に出張し、公益財団法人日弁連交通事故相談センターの「既存障害の問題と加重障害の取り扱い、素因減額との関係」という研修を受講して参りました。明日からでも、その内容をここで報告することにします。

この研修の内容について、実は１３日からここで簡単ではありますが解説していました。それまでずっと高次脳機能障害について書き続けてきましたので、読者にとっては唐突感があったかと思いますが、それは私がこの研修の予習に入ったためでした。

同じ研修を受講しても、予習をしてくる人としてこない人では、知識の定着度が全く異なるものです。私の場合は、交通事故分野の研修を受ける際には、仮に講師が欠席して私が代役を頼まれたとしても慌てることなく講義をできるくらいの予習はしていたいと思っています。講義内容の８～９割は、私にとっては実質的には予習した事項の復習か、あるいは常識の確認でなければならない、そう考えています。残りの１割余りは、かなり高度な内容となりますので、生講義一発勝負で頭に入れるのは難しいのです。ですから、量的に講義内容の１割余りに抑える必要があります。この必要に応えるのが、充実した予習なのです。

このような研修の受講に限らず、弁護士の仕事というのは、「戦って勝つ」というものであってはならず、「勝ってから戦う」というものでなければなりません。事前に情報を集めること、展開を予想すること、準備し尽すことの重要性に敏感でなければ、弁護士は成果を出せないわけです。