2019.6.13
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
10日の記事で私が挙げた、衰退企業が新規事業に転換していく際の2つのポイントのもう1つが、「傍流事業部門の有能な人材」でした。
おしんは、どんなに嫉妬深い人間であっても、その有能さを否定できない程の人物です。ただ、内弟子としてはまだまだ新しい方なので、下働きしかしていません。一度師匠が特例的におしんに髪結いの修業をさせてみようとしたのですが、姉弟子らの反発があったため、おしんはそれを辞退してしまいました。おしんは、橋田寿賀子先生によって、古き良き日本女性の典型として造形されていますので、人を押しのけてまでの成功を望まないわけです。そんないきさつもあり、また「うちでは洋髪はやらない」という自身の発言との整合性も考慮したうえで、合理主義者である師匠は、「出髪での洋髪」という新たな選択肢を創造して、おしんに与えます。この選択肢であれば、姉弟子を押しのけることもなく、おしんも乗ってきます。
このように、おしんは傍流部門の人間とすら言い難い、住み込み・下働きという立場から、「出髪での洋髪」事業を立ち上げさせられます。同じ下働きである、姉弟子ではあるもののおしんの3歳下の少女は、既におしんの信奉者でもあるのですが、それを素直に喜んでいます。きっとこの少女は、師匠とおしんのお陰で、洋髪の美容師への道を進んで行くという幸運を手にすることとなるのでしょう。
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