2019.5.4
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マンガの「蒼天航路」を読み終えました。三国志の英雄である曹操孟徳に対する一般人の評価を一変させたとも評される作品です。私の場合は、北方健三の小説「三国志」を読んで、それまであまり好きではなかった曹操を尊敬するようになり、その流れで「蒼天航路」も一時期読んだ、という90年代後半から2000年頃を経験しています。
「蒼天航路」の曹操は、漫画だけに凄すぎ感が強いのですが、実際にも十分に凄すぎる人物ですから、あれでいいのでしょう。
私が、「蒼天航路」の中で最も印象的だった場面は、曹操が、中国を、いや東洋の知、文学から科学までを停滞させた「儒学」というものから、後漢末の知識人、詩人たちを解き放とうとする場面です。才有る者が自由にそれを発揮することを楽しむ。曹操の偉大さは、人間の才能発揮の自由を保障したところにあるのかもしれません。
唯才主義を唱える曹操のような人物が、彼の死後も続けて出れば、その後の東洋の長い知的退廃は起こらなかったのか、それとも中国を一つにまとめるには、今日と同様に人間の精神に自由を与えない思想が必要だったのか、古いマンガを読みつつそんなことを考えてしまいました。
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