コラム

2019年2月16日
過失相殺が問題となる事案では、過失割合の確認のために実況見分調書が重要になります　その２

２０１９．２．１６

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

昨日少し触れました実況見分調書ですが、過失相殺・過失割合が問題となる事件では本当に重要です。裁判所も、事故直後に中立的立場にある警察官が作成した実況見分調書の内容を、信用しすぎるくらい信用します。特に自分にとって不利益な指示・説明を警察官に対して行った場合には、それを後からひっくり返すのは本当に難しいものです。

被害者としては、しっかりと落ち着いて事故の立場を警察官に説明すること、そして必ず診断書を警察に提出して人身事故にすることが重要です。昨日も記載しましたとおり、人身事故化しなければ実況見分調書が作成されませんので。