コラム

2019年2月11日
「燃えよ剣」映画化です

２０１９．２．１１

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

年末年始にここで取り上げていた司馬遼太郎先生の小説「燃えよ剣」の映画化が決まったようです。

https://www.cinematoday.jp/news/N0106757

土方歳三は岡田准一が演じるとのこと。

個人的には、小説終盤の「挽歌のしらべ」（あとがきで陳舜臣先生がこう表現されました）を映像で再現することは不可能だと思います。あれは司馬遼太郎という屈指のストーリーテラーが、削ぎ落とされた言語を完璧に配置・構成できているからこそ読者に聞こえるものです（「項羽と劉邦」の終盤においても、よく似たしらべが聞こえる読者はいるのではないでしょうか？）。が、それでも見たいと思いますね。

ちなみに、「知られざる偉人」河井継之助を描いた同じく司馬遼太郎先生の小説「峠」の映画化が決まったことは、以前ここで取り上げていたと思います。ただし、これは大政奉還後の河井が藩の要職へと駆け上がっていく頃からの物語ということです。個人的には、まだ何物でもなかった頃の河井の話が面白かったので、そんな時代のエピソードも回想シーン等で映画に盛り込んでほしいなと思います。