コラム

2019年2月8日
独立を貫くということ

２０１９．２．８

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

先程ある損害保険会社から、弁護士特約をお持ちで弁護士をお探しのお客様を先生にご紹介してもよろしいでしょうか、というお誘いがございました。弁護士としては非常に嬉しいお話ではあるのですが、私はお断りしました。実は同じようなお話は以前から時々ございますが、私は全てお断りしているのです。

私としては、交通事故被害者側という業務に集中するという方針をとっており、損害保険会社は基本的には受任事件の相手方になります。また、弁護士も自営業者ですから、仕事を発注してくれる人はまさに神様みたいな存在です。私には、神様を相手にして徹底的に争うということは、やりにくいと感じられます。もちろん、意識的に手加減することはないでしょうが、無意識的に相手に迎合する可能性が完全には否定できないのです。そのようなややこしい立場に立ちたくないと感じるのです。美しくない、ということです。

もちろん、このような方針は、有り難いことに弊所が自力での十分な集客が可能であるからとれるものです。美しく生きるためには、やはり強くなければなりません。