コラム

2019年2月6日
歯科の後遺障害について

２０１９．２．６

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

同じビルに歯医者さんがあり、最近通い始めたのですが、ちょうど仕事で歯科の後遺障害を獲得しようとしているところでしたので、先ほど相談に乗っていただきました。心強いアドバイザーの誕生ですね。

歯科の後遺障害については、歯科医や弁護士も誤解している人が多いのです。また、「歯の後遺障害は特別や」という弁護士に会ったことがあるのですが、正確に言うと特別でも何でもありません。後遺障害用語の「加重」の意味さえ理解しておけば、論理必然の話に過ぎません。そもそも歯の後遺障害について、後遺障害がとれる事案でとれないと依頼者に言ってしまいそうな弁護士が相当いる、またそこは大丈夫だがそれが「加重」そのものであるということに気付いていない弁護士もいる、そう感じています。後者は「惜しい」と言っていいのかもしれませんが、「加重」という後遺障害総論の基礎知識が腑に落ちていないとすれば、全く「惜しい」わけではないのかもしれませんね。