コラム

2018年12月26日
示談成立の「旬」

２０１８．１２．２６

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

仕事納めが見えてきたと思ったら、保険会社から待っていた資料が届いて次の作業に入れる状態になったり、また年末特有の好条件示談ラッシュを狙って電話をかけたりかかってきたりで、本日も慌ただしい一日となりました。

面白い話ですが、この時期は好条件で示談が成立する傾向があるのです。保険会社は一般的には、年末や年度末に終わることができる事件は終わろうとする傾向があります。そこをわかっている弁護士は、いつもより強気に交渉に臨み、いつもより良い結果を出すことができます。

今回の目玉は、物損事件において、レッドブックという裁判所が非常に信用している資料に基づき、１５０万円未満の賠償額を提示していた保険会社が、わずか１０日程度の交渉で、２００万円の要求を飲んだというものです。ネットで２００万円を超える高額で取引されている例を探し出して（１３０万円とか、安い価格で売られているものについては、無視です。）、後は強気で押し続ける、というシンプルな素人っぽいやり方なのですが、このタイミングではそれが一番よかったのかもしれません。お客様も大喜びで、事故に遭う前に買替え前提の下取りをしても、２００万円は付かなかったでしょうと仰っていました。

この調子で、明後日まで交渉を頑張ります。