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高次脳機能障害フェスティバルの感想 その2

コラム

2018年9月1日
高次脳機能障害フェスティバルの感想 その2

生きている人全てを尊重することこそが、憲法がその理念とする「個人の尊重」です。この「個人の尊重」こそ、弁護士、裁判官そして検察官といったいわゆる法曹が、目指すべきものです。

 

「生きている人」というただ一つの条件を満たすだけで、誰もが尊重される社会、健康で文化的な生活を送ることができる社会を、日本国においては実現しなければならない、そういう私たちの契約内容を言語化、文章化したものであるという側面が、日本国憲法には備わっているわけです。
「生きていくんだ それでいいんだ」という短い一節の中に、弁護士として常に意識しておかなければならないものを、見出すことができた貴重な経験でした。