昨日に続き涼しい上本町の法律事務所で、昨日の続きを書いています。
むち打ち等の打撲捻挫で後遺障害をとろうとしても、治療期間が少なくとも6か月ないと後遺障害が認められにくい、という傾向があります。ですから、仮に私が保険会社の人間であり、会社から保険金の支払額を押さえろと命令されれば、5カ月程度で治療費支払を打ち切るという方針をとるでしょう。このように想定される保険会社の作戦のことを、私は密かに「水際作戦」と呼んでいます。
多くの被害者の方は、そんなものなのかなと感じて保険会社の指示に従ってしまうのかもしれません。その場合、「水際作戦」は大成功です。
(明日に続く)