2021.7.11
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
9日の日弁連交通事故相談センターの本部研修など、しっかりとした研修を受けて思うのですが、弁護士の集まりによっては、現状、かなり裁判例の統計をもとに議論できる雰囲気になっているな、と感じています。
というのは、ある弁護士の集まりにおいて、ある論点に関して、裁判例の統計をとってみようかと私から提案したことがありました。それに対して、ある弁護士から、「〇〇が何%とか言っても、結局は個別の事案の判断やからなあ。」という発言がありました。
それはその通りなんですが、しかし、・・・。
やはり多数の裁判例を分析して統計をとることにより全体的なトレンドを認識して、トレンドから外れるもの、つまり例外にはどのような特殊性があるのかを突き詰める方向で議論した方が、事案の迅速な解決に有益な知見が生まれるはずです。
法律学の社会科学化と言えば、あちこちから怒られるかもしれませんが、いつも「ケースバイケースですよ。」としか回答できない弁護士が、ちゃんとした大人たちから支持されることもないでしょうな、とは思っています。その先を知りたいから、お金を払ってくれるんですね。
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