コラム

2021年6月20日
～大阪の交通事故弁護士～　依頼者の方との連絡がとれないとき

２０２１．６．２０

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

弁護士をしていると、依頼者の方と連絡がとれなくなるということが、稀にではありますがあります。かつて、そのような場合は、速やかに辞任をしたこともありました。

ただ、今の私は、できる限り、辞任をせず、待つことにしています。もちろん、ケースバイケースですが。お客様によっては、交通事故の影響もあり、精神的に不安定になられている場合もあります。そのような場合も考慮すると、やはりこちらは弁護士であり、相手は交通事故の被害者であるのですから、寛容の精神、器の大きさが必要であると考えています。

ただ待つだけではなく、メールなどを通じて、こちらの気持ちを伝えることも重要だと思います。とにかく、こちらは何も怒っていない、今でもあなたの味方ですよ、調子が良くなったら連絡をください、みたいなことを、丁寧に伝えられる弁護士でありたいです。

本当に弁護士という仕事には、苦しんでいる方の味方であり続けることが求められるのです。苦しんでいる方には、普通の人にはわからない辛さがあります。そういうことに想像力を働かせなければなりません。

寛容、忍耐、優しさそして誠実さという、人間性こそが弁護士の商売道具だと思っています。