コラム

2021年3月15日
～大阪の交通事故弁護士～　弁護士選びは慎重に

２０２１．３．１５

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

セカンドオピニオン的な法律相談の相談者の方は、弁護士交代を検討されていることが多いのですが、弁護士特約の利用者については、注意が必要です。

弁護士特約の契約をしている保険会社によっては、弁護士を交代しても、着手金を一から支払ってくれるところもあれば、既に交代前の弁護士に着手金を支払った場合については、その金額については二重に支払わないところがあります。例えば、東京海上日動火災保険やイーデザイン損保は、そのような仕組みになっています。そうすると、なかなか次の弁護士が見つからないということになります。

また、報酬の面は抜きにして、弁護士は、他の弁護士に対する遠慮もありますので、そもそも他の弁護士が既に契約している事件を、敢えて引き受けようとは思わないのが一般的です。私も、既に解任したとか、確実に解任する方針を固めているような方でない限り、敢えて引き受けようとは思いません。ただ、交通事故事件の場合、全くできない弁護士が、できていないことに無自覚で受任している例が散見され、葛藤を感じるセカンドオピニオン相談もありますが、そのような行き詰った事例を敢えて引き継ぐのも・・・。

何を言いたいのかと言いますと、やはり最初に、じっくりと検討してから弁護士を選んでください、ということです。