コラム

2021年1月1日
～大阪の交通事故弁護士～　生きている。また、闘える。明けましておめでとうございます。

２０２１．１．１

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

昨日は紅白歌合戦を見ていました。

お目当ては、玉置浩二の「田園」です。

「生きていくんだ　それでいいんだ」

本当に、それだけで十分です。

今は。

私は、北方謙三さんの「三国志」ファンなのですが、本当に好きな場面があります。

曹操が、寡兵で董卓軍に追撃を仕掛けたのですが、散々に敗北して逃げ延びるところです。

曹洪という家臣が命からがら逃げてきたとき、「殿、生きておられましたか。」と曹操に尋ねます。

曹操は、「生きている。また、闘える。」と答えます。周りからは、地鳴りのような歓声が沸き起こります。

そうです、生きていれば、また、闘えるのです。

また、夏侯惇だったと思うのですが、曹操が「負けたな」と呟いたとき、「しかし、殿は生きておられます。生きておられる限り、まことの男には敗北などござりませぬ。」と返します。

曹操の魅力は、しばしば大敗するところです。しかし、強靭な生命力で生き延びます。そして、必ず再起します。まさに、闘うために生まれてきた漢です。

今苦しい人も、生きていれば、また闘えます。

生きている限り、まことの男には敗北などあり得ません。

時節を待つことも、また戦いです。

待てば海路の日和あり、です。