2020.12.29
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
創業以来、なぜか事務所経営はうまく行ってきました。自分でも不思議なくらい、良好な経営を続けています。しかし、常に「一寸先は闇」と思っています。
去年だったと思いますが、一寸先にある「闇」とは何だろうか、と考えたことがあります。弁護士業に限れば、実はそんなものはないのではないか、と。また、あまりにも多くの、私に依頼したいという潜在顧客に対して、受任をお断りしているという現状もあります。そこで、事務職員を雇い、もっと多くの仕事を受けるべき義務、責任というものが、弁護士という難関国家資格保有者である以上、あるのではないか、自分がお金をより多く儲けたいという気持ちが弱くても、やはり弁護士は社会に対して、ノブレスオブリージュがある以上、拡大路線をとるべき責任が、自分にはあるのではないか、そう悩んだことはありました。
それを制止してくれたのが、私の悲観主義、現実主義です。お陰様で、コロナ禍においても、固定費が流出するということのない、健全な財務体質が大きな安心材料となってくれました。もし、理想主義に走っていたら、いや理想主義に仮託した見栄っ張りのために、拡大路線をとっていたら、今、少し焦っていることでしょう。この見栄っ張りさが自分には全くないという点が、強みだと思います。人がどれだけ稼いでいるのか、本当に知っているのはその人の税理士さんと税務署員くらいだろうと思っています。
というわけで、今年は、見えを張らない人、悲観主義者や現実主義者にとって、ダメージコントロールができた一年だったと言えるのかもしれません。もちろん、そういう方でも苦境に陥っている方はいらっしゃいます。いわゆる直撃業種の方には、同情しかないですね。
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岸正和法律事務所
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