コラム

2020年12月24日
～大阪の交通事故弁護士～　弁護士の職印の話　その５

２０２０．１２．２４

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

おまけですが、最近のハンコバッシングについて、私からコメントをすると、時代の流れにより、ハンコを紙に押すという作業の多くがこれから無くなっていくことは仕方がないと思っています。特に、ビジネスの場面では、その流れは望ましいと思います。

しかしながら、ハンコというのは、先日もここに書いたように、宝、宝物、儀式用の小道具として、しぶとく生き残っていくと思うのです。例えば、象牙に蒔絵を施した

https://www.stamp-in-japan.com/inkan_special/zouge_75-19_makie.html

のようなものです。価格は１６５万円ですが、富裕層向けの商品ですから、この倍くらいの値段でいいと思うし、もっともっと素材や加工に贅沢にお金をかけるべきものだと思うのです。

また、

https://www.inkan-kyoto.com/products/list?category_id=14

の真ん中あたりにある、細かな彫りを施した印鑑なども、いつまでも残っていくと思います。

要するに、道具としてのハンコには、厳しい前途しかないとしても、工芸品としてのハンコには、もしかすると今以上の明るい未来があるように思うのです。そして、このような工芸品としてのハンコにこそ、弁護士その他の職印としての需要があると思われます。