コラム

2020年8月8日
～大阪の交通事故弁護士～　むち打ち事案での後遺障害異議申立て

２０２０．８．８

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

むち打ち事案での後遺障害認定について１度目の被害者請求で通らなかった場合、私は、原則として異議申立てを行います。

むち打ち事案での後遺障害認定は、その要件が不明確なこともあり、事前の予想が難しいです。また、むち打ち事案ではそもそも後遺障害が認定されることが一般的には少なく、法律事務所経営を重視すれば、不経済な行為ではあります。

ただ私は、原則として、異議申立てを行う方針です。例外として行わないのは、①お客様が止めて下さいと仰る場合と、②無理筋でやるだけ無駄だと思われる事案であり、受任段階で異議申立てをしないことを条件としていた場合です。①と②を合わせてもあまりなく、割合的には３％以下だろうというのが実感です。

私の思いとしては、後遺障害がつくかつかないかで賠償額が大きく変わる以上、１度被害者請求を行って非該当だから諦めましょう、というのは、弁護士としてとても言えないというところです。また、正直、自賠責の１回目の審査については、雑なものなのではないのかという不信感があります。

そんな私のむち打ち事案での後遺障害認定に関する異議申立てですが、最近はほとんど通しているという感じになりました。いい感じです。この調子で頑張って参ります。