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~大阪の交通事故弁護士~ 新しい現象を自分が知っている枠組みに押し込んでわかったつもりにならないことの重要性

コラム

2020年6月13日
~大阪の交通事故弁護士~ 新しい現象を自分が知っている枠組みに押し込んでわかったつもりにならないことの重要性

2020.6.13

今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-11/QBQYBXDWLU6901?utm_campaign=socialflow-organic&utm_content=japan&utm_source=twitter&utm_medium=social&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&fbclid=IwAR2exOWu_4wU24MNeSXj_xnefxZCeBWjwGgIy6BXQ0OCQNTN45Xg9m6j4jA

「東京の4月死亡者数は例年に比べ1割増、新型コロナの超過死亡を示唆」と題する記事です。「東京都が11日発表したデータによると、4月の死者数は10107人。過去4年間の同月の平均死者数(9052人)を12%上回り、1000人程度の超過死亡の可能性が示された。昨年比では7%増加した。4月の新型コロナ感染による死者数は104人だった。」

実際に新型コロナウイルス感染のために死んだ人の数が500人だったのか、1000人だったのか、あるいは1500人だったのかは誰にもわかりませんが、少なくともこれまでに確認されていた104人を大きく上回ることはほぼ確実ということです。死亡者や重症者のPCR検査による感染者としての補足率は十数分の1~数分の1というところではないかと推認されます。

当時PCR検査の数が少なくても問題ないと仰っていた医師などが、重症者に絞って検査をしているから、あるいは日本にはCTが多数あるから、重症者を漏らすことはほとんど考えられない、あるいは死亡者数については信用できると主張されていましたが、現実はそうではなかったということになります。

特に、日本にはCTが多数あるからという主張に関しては、この新しい病気をインフルエンザのような肺炎~重症化して死亡するというものであると、思い込んでいたための誤りではないのかと思います。この点に関して、早期から海外からの報告を謙虚に学んでいれば、細かな血栓が大量に生じているようだとか、脳梗塞の救急患者が増えているとか、先ほどまで元気だった人が突然危篤状態になるとか、インフルエンザとは異なる兆候を敏感に知ることもできたであろうと思われます。

山中教授も仰っていたのですが、新しい現象については本当にわからないことが多いはずなので、自分が知っている枠組みに無理矢理押し込んでわかったつもりになってはいけないということを、今回の新型コロナウイルス騒動で私は学ぶことができたと思います。

 

 

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