2020.5.9
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所又は自宅で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
「海外の検査が速やかに進むひとつの理由には軍隊の医師の存在があると思う」とのこと。よく知りませんが、欧米も軍医はそんなにいない「と思う」し、軍医が検体採取を引き受けてくれているという報道ってあったかな。ちょっと疑問ですね。
結局、医師観の違いが大きいのかもしれません。
私も子供の頃、医師になりたいと思ったことがないわけではないが、患者から病気をうつされて死ぬリスクの高い危険な仕事というイメージもあり、正直嫌だと思いました。これは、弁護士同士で、医師になりたかったかどうか問題について会話をすると、よく出て来る話です。そもそも、江戸の火消しみたいなイメージが医師についてはあり、自分にはできないと思うし、やっている人には素直に頭が下がります。ちなみに、火消しは江戸っ子のヒーローで、女性にももてたらしいです。医師と似ていますね。
ですから、医師になろうとした人と、私はやめとこうと思った人との間には、医師という職業の危険性に対する認識ギャップが大きいのかもしれません。医師以外は今、さあ医師の出番ですよ、待ってました、と思うのに対して、医師の中で、こういう危険な仕事というイメージが非常に弱かったがために医師という職業にたどり着いた人は、「えっ。僕がですか?」と焦る。
ちなみに、これは全くの私の想像ですが、今の欧米では、医師も身の危険を感じつつ検体採取をしているのかもしれません。今、医師が検査や治療から逃げれば、市民から殺されるかもしれないという感覚が、医師の間にはあるのでは?現状の厳しさや、国民性の激しさというものが、日本とは大いに違うので、できない理由を適当に言って、検査や治療から逃げようとしていると受け止められれば、欧米では社会秩序的にやばいことになるかも、と想像してしまいます。これまで正直、日本人は優しいな、お医者様を強く信頼しているのだな、と個人的には感じてきました。
なお、アメリカでは薬剤師が、日本でも歯科医が、検体採取をすることになるようです。熟練の技が必要なのか、未経験者歓迎なのか、いまいちよくわからない状況となっていますね。
念のために当然のことを書いておきますが、防護服などの物資が不足している現状は看過できないですし、そういうモノがないという理由で医師が検体採取をしたくないというのであれば、それは誰も否定すべきではない人間として当たり前の態度ですね。
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