2020.3.27
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
昨夜、私のFacebookに以下の書き込みを行いました。
「昨日、母親のかかりつけ医に、母親が1月に受けた検査の結果を聞きに行きました。2月上旬から、母親には検査に行かせることはあっても、結果を聞くだけの日は私が代わりに行って聞くことにしています。
その際、医師から、現在の日本の新型コロナ対策は優れたやり方である旨、聞かされました。私は、良い機会であると思い、いつも事務所のブログや個人のFacebookで書いている持論を述べてみました。すなわち、検査は、治療方法選択のためだけではないということ、公衆衛生の見地から感染者隔離のための検査も今は必要であること、検査数を増やせば医療崩壊するというのは陽性者を入院させるという前提があっての議論であり、既にそういう局面ではなく、行政はホテルや自宅の活用を準備すべきであるということ、などです。
医師は、そういう考え方は理解できるし、医師の中にもそういう考え方の人はいる、ただ医師は治療を考えるものだ、などと仰っていました。
更に私は、アビガンの治験、臨床研究が始まっており、既に検査は治療方法を変えていると言ってよい、私の親については、早期検査で陽性となれば、アビガンの治験または臨床研究や、東大が有効と考えている膵臓の薬(今確認すると、急性膵炎(すいえん)の治療薬として国内で長年使われてきた点滴薬剤「ナファモスタット(商品名フサン)」のことです。)を予防的に投与したいという希望を、素人考えではあっても強く持っていると伝えました。
医師は、今、医療者がこれは怪しいなと感じれば、検査を待たなくても、予防的にタミフルを処方するかもと仰いました。ただし、保険者(健康保険)がうるさいので、自由診療になるだろうとも仰っていました。
私からは、タミフルもよいのかもしれませんが、ナファモスタットは30年前から使用されてきて安全性は十分確認されていると思うので、うちの親のときはこれの予防投与をお願いすると思う旨伝えたところ、医師は頷かれていました。
万一、コロナかなと思うときが来たら、こういうお話をかかりつけ医としなければならず、素人考えであっても家族が平常時に合理性を感じている方法を、予め医師にお伝えし、医師の側にも十分な調査検討時間を与えておくことは、今の段階で非常に重要だと思います。その意味でも大変有意義なご相談ができました。
また、タミフルやナファモスタットなど、疑わしい段階での予防的投与を検討してもよい既存薬があると、素人考えで恐縮ですが思っております。これらの予防的投与に、ドクターが堂々と健康保険を使えるよう、行政は検討すべきではないでしょうか?特にナファモスタットは、医療関係者への予防的投与も検討されていると聞きますし、一般的な人に対する安全性は認められていると思うのですが、いかがでしょうか。」
引用は以上です。
ちなみに、私自身も、疑わしいが検査はまだできないだろうという段階においては、ナファモスタット投与を希望すると思います。現実に検査がなかなかできないのであれば、これが最善手かな、と。
なお、当然ですが、引用部分の最後にあるように、ナファモスタットも「一般的な」人に対する安全性は認められていると思われるのですが、既往症や飲んでいるお薬との関係で、リスクが上がるということは考えられます。そういうこともあるので、事前にかかりつけのお医者様と相談して、作戦会議を行っておくことは有益だと言っているのです。
また、この医師との会話でも、やはり医師は「健保脳」だな、と感じました。健保が予防的な処置に否定的な態度をとればとるほど、医師の発想が委縮してしまい、国民は事態に適応した最善手をとれないことになります。特に今回は、健保も大盤振る舞いした方が、結果的には安上がりになるのではないでしょうか?素人考えながらそのように思っています。
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