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~大阪の交通事故弁護士~ 森岡毅さんの著書「苦しかったときの話をしようか」について その3

コラム

2020年1月28日
~大阪の交通事故弁護士~ 森岡毅さんの著書「苦しかったときの話をしようか」について その3

2020.1.28

今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

ヘルニアの話をしたくて仕方がないのですが、「苦しかったときの話をしようか」の話も、やはり読み終えたこのタイミングでした方がよいので、今日はこちらの話をします。

私の若い頃、「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」という本が大ヒットしました。うちの家にもあって、読んだ記憶があります。こんなにも「父」とは愛があり、またそれを言葉で表現するものなのか、と大いに驚いた記憶があります。

同世代の著者が、ビジネスマンの父が就職に悩む娘に向けて書くスタイルの本と聞いた瞬間、「ああ、子供の頃にはやった「ビジネスマンの父より・・・」コンセプトか。ホームランを狙って来ているね。」と感じました。

しかし、今回の本の著者は、現代に生きる数学的なマーケッター、戦略家ですから、人材市場で選ばれる人間になるための戦略が論理的に記されており、この辺は「ビジネスマンの父より・・・」とは違うのかもしれません(30年以上前に、また10代の知識で読んだ本ですので、曖昧な記憶しかないのですが。あの本は、もっと麗しい内容だったと思うのです。城山三郎さんの訳ということも大きかったのかもしれません。)。

私も、自営業者であり、eat what you killの世界で生きているので、この本に書かれている思考法や戦略の多くを用いてきたわけですが、そういう私の頭の整理には役立ちました。

ただ、日本人の多数派が、自分をマーケティングする、戦略的に行動するという文化に馴染むものではなく、むしろ反発を感じる方も多いと思います。ただ、今の日本のサラリーマンの大半は本を読まないということなので(特に反発しそうな人たちは、こんな本を読まなさそうです。)、大きな反発を招くことまではないのかもしれません。そうだとすると、日本人としては寂しいのですが。

 

 

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