2020.1.13
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
既に読み終わってから1か月以上経っているため、細かい部分の記憶が薄れているのですが、大変面白かった本がありますので、今書ける範囲でコメントしておきます。
その本のタイトルは、「天才を殺す凡人」です。著者は北野唯我さんで、日本経済新聞出版社から出ています。
そのエッセンスは、
http://yuiga-k.hatenablog.com/entry/2018/02/23/113000
という著者のブログにまとめられていますので、一読されることをお勧めします。
私がこの本で印象に残ったのは、凡人は秀才を天才と誤解している、というくだりです。また、結果を出す前の天才が天才であるのか、あるいは単に変な人なのかはわからない、というところもです。創造性を測る物差しはないため、天才は結果を出して初めて天才として認知されるわけです。他方で、再現性で勝負する秀才の場合、再現能力はテストなどで比較的容易に測定できます。凡人から見て、秀才はわかりやすい。
この本がヒットしたため、凡人や秀才に殺された(ここでは、命を奪われるという意味ではありません(稀にそのようなケースもありますが。)。組織や社会から排除されたり、失脚したりするということです。)天才がたくさん認識されていると思います。中には、「俺も殺された天才なんだよ」と自意識過剰になっている方もいると思います。
しかし、天才が凡人や秀才に殺されるのは、昔からしばしばあることだと思います。本物の天才というのは、その意味で殺された後に再起してきた人間です。1回や2回殺されたくらいで消えてしまう奴はそれだけの器であり、間違えても天才なんかではありません。本物の天才は、なかなか死なないものだと思うのです。殺されたことすらを自覚しない、そういうタフさがあるはずです。
これだけは言っておきたいと思いました。
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