コラム

2019年11月9日
～大阪の交通事故弁護士～　森之宮病院に行ってきました

２０１９．１１．９

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

午前中に、非常に優れたリハビリテーション病院であると個人的に認識している森之宮病院に行ってきました。１０年ほど前に身内がお世話になったことがあり、それ以来、この病院のファンになっています。

森之宮病院には、理学療法士などの療法士の皆さんに優秀な方が多いです。今日、その理学療法士さんとも少しお話をしたのですが、やはり研修などが充実しているそうです。ボバース法というリハビリテーション理論に基づいた施術を提供している病院なのですが、このボバース法の習得に熱心なのは当然として、外部の研修にも積極的に参加しているそうです。その理学療法士さんも、「どんな仕事でも一生勉強が必要ですよね。」と仰っていました。

翻ってわが弁護士業界はどうでしょうか？やはり個人事業者の集まりという致命的な弱点がありますので、個々の弁護士の能力や研鑽に対する統制力の弱さは否めません。私が所属する大阪弁護士会は、様々な研修を実施してくれるという点において、非常に優れた弁護士会だと思うのですが、これをどうやって会員に届けるのか、という課題は残されています。もちろん、ネット視聴という方法は素晴らしいのですが、会員がちゃんと聞いていることを担保するものは何もありません。最近は、非常に重要で弁護士一般にとって聴く価値があると思われる研修ですら、生で聴いている人はかなり少なくなっており、この遺憾な現実をネット配信がどの程度カバーできているのか、大阪弁護士会は関心を持つべきです。

個人的な価値観を前面に出せば、弁護士会が、研修を受けない弁護士の資格を奪うことには何の抵抗もありません。しかし、現実の弁護士会は、弁護士会の会費を払えない弁護士を首にすることに熱心なようです。少し、悲しくなります。