2019.9.5
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
昨日整理しました抱負のようなものの1ですが、私が交通事故事件の被害者側以外の事件を受任したのは、平成28年1月が最後です。その後、今日まで約3年8か月もの間、一件も受けていません。ただし、親族から遺言書の作成補助を頼まれ、断り切れずに公証役場に同行したことが一度だけあります。報酬はいただいておりませんので、事務所の仕事として行ったものではなく、あくまでも親族間の助け合いの一環です。ちなみに、刑事事件については、創業直後の平成27年秋が最後で、今後もできる限りやりたくないです。
事務所に時々、交通事故事件以外の相談希望者から電話がかかりますが、わかり次第切ります。そもそも事務所のホームページ自体が交通事故事件の専門サイトにしか見えませんので、なぜかかってくるのか不思議でなりませんが、いつも潔く切ります。
専門サイトに絡んで書いておきますと、最近、専門サイトを作れ、ということが、広告業界関係者から叫ばれています。専門サイトというのは、特定分野の事件を呼び込むためのサイトで、そのサイト内を見る限り、その事務所がその分野の仕事のみ扱っているように誤解させるおそれが高いものです。事務所によっては、交通事故、相続、離婚、債務整理等、取りたい事件の専門サイトを多数作っているようです。
このような専門サイトに導かれるお客様が、本当に求めているのは、その分野の事件だけで食べていける弁護士やそれに近い弁護士なのではないでしょうか?そういう見込み客の心理に誠実に向き合うのであれば、このような専門サイトをたくさん持つという選択は、基本的には取りがたいと思うのですが、いかがでしょうか。
潔く、欲しいものを捨てられる、例えば歌舞伎の「荒川の佐吉」のような弁護士さんは少ないのかもしれませんね。ただ、この潔さがなければ、特定分野に関する専門性はつきにくいと思います。
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