2019.6.16
今日も大阪市天王寺区(大阪上本町・谷町九丁目)の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。
新規事業の創出とは言えないケースがあるものの、画期的な発明が企業によってなされるケースについても、似たような「伝説」があることが少なくありません。果たしてそれが会社の事業と言えるのかどうか微妙なところで、社内では奇人変人とされた人が、経営層の明示又は黙示の承諾を得た上で、乏しい資源のために悪戦苦闘しながら世紀の発明を成し遂げるという事例です。
書きながら中村修二さんの青色発光ダイオードの件を思い浮かべました。もちろん、おしんはそういう大発明をする人物ではなく、しかし師匠の内弟子の中で初めて洋髪で一本立ちができた人物ということになります。
この辺は企業の話とはまた事情が異なるのですが、例えば髪結いの世界に、同じ師匠の下で修業した弟子たちのグループとして、一門会のようなものがあるのであれば、おしんはこの一門会において洋髪部門の第一人者と言えます。弟子の中にはこれからは洋髪の時代だ、と思っている者も少なくはないようです。彼女らは、姉弟子の手前、はっきりとはおしんへの支持表明や教えを乞うということはできていませんでしたが、独立したおしんが成功するのを見ながら、これからは洋髪への方向転換を模索していくことになるのでしょう。
ドラマでは師匠がそれを促すような発言もしていました。良い師匠です。また、演じる渡辺美佐子さんが完璧にはまっています。死ぬまで浅草で、芸者さんなどの髪を結い続けそうな職人の厳しさと、そういう髪結い人生の終わり方を共有できそうにない若い弟子たちの将来を思いやる優しさ。たまたま難しい時代を生きることになってしまったリーダーの大きさを、画面から感じることができました
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