コラム

2018年11月7日
アレクサンドロスとチンギス・ハーン

２０１８．１１．１

１１月に入りましたね。霜月の「おついたち」ですので、朝から氏神様、産土様そして生國魂神社に、毎月１日恒例のお参りをしてきました。少しでも多くの交通事故被害者の方のお役に立てるようにと、神々にお願いしてまいりました。今日の大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）をはじめ、氏神様や産土様のおわす土地も秋らしい晴天に恵まれ、神々のご機嫌も上々だったと思います。

さて、読書の話ですが、今は「ギリシア人の物語」を楽しんでおります。マケドニアのフィリッポスはあっけなく暗殺され、遂にアレクサンドロス大王が登場したかと思えば、イッソスの会戦とガウガメラの会戦でペルシアのダリウスを破り、ペルセポリスの王宮を焼き払うところまで読み終えました。
アレクサンドロス大王は、本当に気持ちのいい若者です。会戦の際も、「ダイアの切っ先」の如く自軍の先頭に立って戦うという、まるで漫画の主人公みたいな王です。頼むから「ダイアの切っ先」はお止めください、と部下から諌言されても絶対に聞きません。若いですね。
ただし、この若者は勇敢なだけではなく、非常に頭の良い人物です。戦略・戦術ともに優れています。天はこの若者に短い生涯しか与えなかったのですが、仮に彼が５０歳まで生きていたら、歴史はどれくらい変わっていたのだろうか、と想像してしまいます。
このような「ギリシア人の物語」の物語を読み終えたら、次は北方謙三さんの「チンギス紀」第三巻に移ります。アレクサンドロス大王とチンギス・ハーンという、スケールの大きすぎる男たちの物語に酔い続けたい、そう思っています。