コラム

2018年9月1日
後遺障害「水際作戦」　その４

少し前の涼しさが嘘みたいに、また暑くなってきた上本町・谷町九丁目エリアで、頑張って仕事をしています。

保険会社は治療費支払いを自由に打ち切ることはできても、被害者に治療をやめさせることはできません。ですから、「水際作戦」というものは、この点に関する被害者の誤解を梃子（てこ）にして成立するものなのです。そして残念なことに、現実にはかなり成立してしまっているかもしれません。

被害者としては、治療費支払い打切り後も、主治医が「症状固定」と判断していなければ、基本的には継続して治療を受け続けることが可能です。

この「症状固定」というのは、これ以上治療を続けても改善が見込めない状態のことです。

（続く）