コラム

2021年4月21日
～大阪の交通事故弁護士～　ある弁護士向けの後遺障害関係の実務書を読んで

２０２１．４．２１

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

昨日少し触れた弁護士向けの後遺障害関係の実務書ですが、保険会社に治療費の支払いを打ち切られそうになっている場面を読んでも、私としては首を傾げる対応です。このような対応をする弁護士は、日々の電話相談で把握する限りかなりいるようで、そのような弁護士に対する不信感が、弊所に対する相談者様、依頼者様の強固な支持の基礎となっていると思われます。

結局この本は、弁護士に、事件を小さく畳んでいくためのノウハウ、被害者説得術を公開しているようなものに感じます。弁護士は、事件を拗らせることをしないために楽になると思いますが、賠償額も伸びず、報酬も伸びず、顧客の感動、支持を蓄積できないため、結果的には経営的にも伸びない弁護士にされてしまうように感じます。