コラム

2021年3月29日
～大阪の交通事故弁護士～　１万円の重さ

２０２１．３．２９

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

今日、保険会社の方と電話で交渉をしていたのですが、その中で１万円の重さの違いについて、話をしました。交通事故の被害者の方の中には、事故との因果関係についてはなかなか証明まではできないとしても、事故後しばらくしてから何かのきっかけで会社を退職される方がいます。そのような方にとっては、１万円は重いのだ、という話です。

特に、弁護士も損害保険会社の社員さんの多くも、かなり恵まれた環境で育ってきたり、勉強の才能に恵まれているなどのため、今の社会では有利なポジションに立てることが多く、社会に出てからも高い目の収入を得ていることが多いと言えるでしょう。したがって、一般的な方と比較して１万円の重さが軽い目になってしまっていることが多いと思います。

だから、被害者側の弁護士としては、被害者ご本人にとっての１万円の重さを絶対に忘れてはならない、常日頃からそう思っているのです。