コラム

2020年11月7日
～大阪の交通事故弁護士～　まだ何者でもなかった頃の債権回収　その２

２０２０．１１．７

今日も大阪市天王寺区（大阪上本町・谷町九丁目）の事務所で、交通事故被害者からの受任事務を処理しています。

昨日の続きです。司法試験の勉強をしていると、敷金返還請求権の差押え云々という典型論点について、学ばなければなりません。その知識が私の頭にあったため、この大家さんがキーパーソンになる＝絶対に味方につける必要がある、というイメージを描きながら、作戦を練っていきました。

その後、大家さんに連絡をとり、こちらは敷金返還請求権に目をつけている、滞納家賃や原状回復費用を差し引いても余剰があるのであれば、そこからの回収を考えている、もちろん法的に仮差押えを入れる余裕はない、ここは大家さんの協力が必要である、という話しをしました。なぜか大家さんは、私のことを気に入ってくれたみたいで（結局、ここが逆転に向けての転換点なのですが。）、何の義理もない私に対して、わかったから私に任しときなさい、今度社長とこの問題を話し合うが、あんたは来やん方がよい、というようなことを仰ってくれました。